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Channel: 今里から美しい日本の朝ぼらけ
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[転載]アルコールが脳を含む体にいいわけないだろう!

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「下戸にとってはキチガイ水、上戸にとっては百薬の長」、酒は呑みたいから呑むのであって、呑みたくなければ呑まなければよいのだ。
 
体が酸性からアルカリ性になるので赤ワインは体に良いとされてきた。どのくらい飲めば体をアルカリ性にすることができるのかは知らない。素人料簡には体質を酸性からアルカリ性に変えるには(それがよいことだと無理やり仮定して)かなりの量の赤ワインを飲まなければならないように思う。
 
しみったれてグラス一杯ばかりのの赤ワインを飲んで、「あぁ、俺は体質がアルカリ性になった、長生きできるぞ!」と思うやつはバカだと思う。レストランで「グラス単位で供せられるワイン」は安物なのがほとんど。うまくはない。
 
知人に「赤ワインを少しでも飲むと意識がもうろうとする」ご婦人がいる。彼女にとって赤ワインが体にいいわけがない。
 
すなわちワインは体に良くないことだけは確かなようだ。ワインよりも日本酒のほうが体に対するマイナスの効果は少ないらしい。
 
人口統計資料と言うのがあって10万人当たりの肝硬変による死亡率が面白い。
 
それによると、日本が5.5に対して:
 
フランス        8.8
イタリア        6.8
南朝鮮        12.2
ドイツ         11.5
イギリス        9.5
ペルー        20.2
メキシコ        31.9
ポーランド      15.8
エジプト        50.9
ロシア         23.4
アメリカ         7.3
 
などとなっている。
 
肝硬変の主因が酒であると仮定すると、南朝鮮の酒は取り分けて肝硬変を誘発するようだ。
 
ペルー、メキシコ、ポーランドなどはそれなりの国なのだが、ドイツの11.5と言うのは注目に値する。
 
一般にドイツのワインは甘口が多いので私は敬遠する。やはり酒は「甘口」のほうが体に良くないのかもしれない。
 
だが対10万人の死亡が5.5と言うのはオーストラリアの3.7、カナダの4.7、スエーデンの4.3とならんで低いのは注目に値する。
 
だから日本酒が一番害が少ないという結論を導き出すことができないのは残念だが、日本酒はうまいからねぇ。
 
因みにワインのアルコール度数は12~13度だが日本酒は15度以上。私の好みからすると、アルコール度数が高い方がうまい。
 
したがって日本酒では18~19度の酒を呑み、ウイスキーでは58~60度のものを少量の水で割って呑む。
 
そんなことはともかく、フレンチ・パラドックスを信じてワインを呑むのはバカだということがよくわかる。
 
  
そしてアルコールが脳に良くないことも事実なのだ。
 
酒は「静かに飲むべかりけり」であって、他人とワイワイやりながらでは自分のペイスがキープできない。だから他人のグラスに酒を注ぐ習慣は非常に害なのだ。もっともそんな御託を並べた牧水は43歳で肝硬変で死んでいるのだから世話はない。
 
酒の話になると、それだけで酔ったような気分になり、まとまりがつかない。まだ今朝は呑んでいないことをお断り申し上げます。
 
 
 

赤ワインは健康にいい、わけではない

2014.5.30 14:30
 アメリカのある研究が、「1日に1杯の赤ワインは健康にいい」という通説を否定する結果を発表した。
わたしたちはようやく、単に好きだからという理由だけで赤ワインを飲むことができる。そしてまた、「赤ワインは健康にもいい」と言う人に、意地悪く答えることができる。
キャンティ地方で行われたアメリカのある研究が、赤ワインを飲むことで病気から--腫瘍からも循環器系の病気からも--身を守ることにはならないことを示している。ワインはたしかに抗酸化物質を含有しているが、私たちを病気から守ったり、寿命を延ばすというわけではないようだ。

赤ワインの「通説」
赤ワインについては、たくさんの通説がある(わたしが好きなものに「良い血をつくる」というものがあるが、これも間違いだ。なぜなら赤ワインは鉄分の吸収を妨げる)。妊娠している女性にもすすめる人さえいる。しかし、胎児には絶対に有害だ。よく知られているように、アルコールは脳にとって決して無害とは言えないからだ
ワインの抗酸化物質についての通説は、最も普及したものとして根強く残っている。その根拠となっていたのが、ブドウ(とそれを原料につくられるワイン)がレスヴェラトロールとよばれる成分を含有しているという事実だ。レスヴェラトロールはチョコレートのなかにも存在する抗酸化物質で、老化と多くの腫瘍の元になる炎症に効果があるとされるポリフェノールだ。(<-こんなことを言い出したのはワイン業者と電通などの広告屋ではないのかい?)
しかし残念ながら、ある食物が含有している物質や栄養素、あるいは抗酸化物質が、常にわたしたちの体にポジティヴな影響を及ぼすというわけではない。
効果が得られるのにどれだけ必要か(<-体を酸性からアルカリ性にするのと、肝硬変で死ぬのとどちらが速いだろうかと賭けをすれば私は躊躇なく後者にかける)によるし、ほかの物質とどのように相互作用するかによる。また、ある種のヴィタミンは、果物を食べて摂取すればある種の効果をもつが、サプリメントとして摂取すれば、別の(まだ知られていない、潜在的には有害とも言える)効果をもつ。(<-∴サプリは体に良くないともいえるではないか?)
ジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究者たちは、キャンティ地方の約800人を実験の対象とした。誰もが少なくとも3世代は赤ワインを飲み、同時に、誰もサプリメントを摂取しない(<-aka健全な)(結果をゆがめる可能性のある要因だ)イタリアの地域だ。彼らは「キャンティ地方における老化」というタイトルの研究を1998年から2009年まで進め、3つの小さな村落の60歳以上の人々の尿の中のレスヴェラトロールの量を毎日検査した。

「フレンチパラドックス」の誤り
9年の調査の間に、お年寄りたちは亡くなったり、病気にかかったりしたが、他の地域とまったく同じだった。そしてより多くワインを飲む人--レスヴェラトロールの濃度がより高い--はなんらかの恩恵を享受していたわけではなかった(しかしすべての不利益は被っていることはありそうだ)。
Jama Internal Medicine』誌で発表された結論は明白だ。体内のレスヴェラトロールの濃度(少なくともワインによって摂取されたもの)と、炎症マーカー、循環器系の病気、ガン、死亡率一般との間には、いかなる相関関係も存在しない。
フランス南部の住民が、アメリカ人と同じよう食習慣にも拘わらず平均寿命がより長いのは、1日に1杯飲む美味しい赤ワインによるものだ--。この「フレンチパラドックス」が誤っているということを、この研究は証明している。

転載元: ガンコ爺TP400憲坊法師の徒然草


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